マーケティングとは?市場調査の進め方

マーケティングとは?

マーケティングはアメリカで生まれ、アメリカン・マーケティング・アソシエーション(AMA)の定義によると、「マーケティングとは、個人および組織の目標を満足させる交換を創造するために、アイディア、財、サービスについて、コンセプトづくり、価格設定、プロモーション、流通を計画し、実行する過程である。」となる。

現在は、「マーケティングとは、生活者のニーズに対し創造的に適応するための市場活動」と捉えられている。

企業活動は「顧客」からスタートし、顧客からの訴求は「顧客満足のためのマーケティング」という形で企業の中心的な役割を果たし、製造、販売、企画・開発、財務、総務などの他部門、他機能をコントロールする図式で、これを「マーケティング・マネージメント」という。企業の存続、発展は顧客の創造、維持に係わっていて、そのためには顧客の期待を明らかにし、それを充足することが必要である。これがマーケティングの仕事であり、それゆえにマーケティングが他の機能に対して優位な立場にあり、それらをコントロールすることができるのである。


市場調査の進め方

マーケティングの具体的方法、つまり市場調査の進め方は、次のようなステップで進めるのが一般的な方法である。

(1)目的の明確化 (2)状況分析 (3)仮説の設定 (4)調査範囲設定 (5)標本の設計 (6)調査方法決定 (7)調査票の作成 (8)実施 (9)検収・編集 (10)集計・分析 (11)報告

市場調査には、一次データと二次データとがあり、どちらも大切な調査活動である。一次データ(一次情報)調査には、質問法、観察法、実験法、動機調査、パネル調査があり、二次データ(二次情報)調査には、企業内資料、企業外資料がある。

具体的に、質問法には、面接法、郵送法、電話法、留意法、FAX法、インターネット法があり、実験法には模擬実験法、アイ・カメラ法、タキストコープ法、テスト販売法がある。動機調査には、深層面接法、集団面接法、個人面接法、投影技法、尺度法がある。 ここで重要なのは二次資料や既存資料が基本となり、これを基に一次調査に入ることになる。一次調査は質問法、観察法、実験法などが基本となっていて、さらに動機調査やパネル調査という形を取ることが多い。