包装材料・容器の殺菌
包装材料・容器の殺菌
包装材料・容器の殺菌には加熱殺菌法、放射線殺菌法、紫外線殺菌法、ガス殺菌法、薬液殺菌法がある。
●加熱殺菌法は高温に耐えられる包装材料もしくは容器である金属缶や金属蓋などの殺菌方法に用いられる。
●放射線殺菌法はy線殺菌が用いられる。透過力が大きいことを利用して段ボール箱詰めのまま中の包装材料もしくは容器を外側からの照射で殺菌が可能なため、バッグインボックスの内袋の殺菌に使用される。
●紫外線殺菌方法は照射された表面のみ殺菌効果が有効なため、薬液殺菌などとの併用が望ましい。
●ガス殺菌法は炭酸ガスをエチレンオキサイドガスの混合ガスが使用される。
●薬液殺菌法は効果が確実な過酸化水素が多く使用されるが、残留問題が議論されることがある。
エアシリンダーの長所と短所
エアシリンダーの長所は、包装作業部の近くに配置でき、直接的な駆動が行え、駆動メカニズムが簡潔にでき、遠隔制御できるなど、制御用電動機を包装作業部の近くに配置するのと共通の利点がある。
しかし短所は、非確動運動である、速度の上限がメカニカルな駆動よりも低い、運動の管理が難しい、騒音が大きい、所用動力が大きいなどの欠点が目立ち易いので使用にあたっては注意が必要である。大きな問題として緊急停止時の対応がある。エアシリンダーを使用している場合は行き着くところまで行ってしまい全体のタイミングが大幅に狂ってしまう。そのまま再起動すると各機構が支離滅裂な動作をし、機械の破損につながる。